『N』ー忍びで候うー
27.救出
「気絶したか?じいさんのせいで可哀想になぁ、、?なんだぁ、その目は、、」

縛られ意識を失った少女を見て、初老の男は怒りに瞳を鋭くさせていた。


「、、ん、なんだ?これは、、煙か?!」
辺りにもやんと白い湯気のようなものが漂ってきた。

がたんっ!

扉が押し開けられた。
崩れ落ちる人影があった。
「ぅ、、」

「カズハか?!」
それを見て、青と呼ばれた女が身構えた。

しゅーっとモヤが濃く広がっていく、、

「口と鼻を塞いで!」
青が叫んだ。


その声にぴくん、と七花の指先が反応した。

『な、、に、、?』

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