ハイスクール・カンパニー
伊都は、言われたことを整理して答える。

「はい。えっと、ビーフストロガノフなら
何とかなると思います。
クスクスについては、作ったことがありませんので、
調べるのに1日いただければ、何とかなると思います」



「料理なら、何でも得意なの?」ケンサクが尋ねる。


「いつも作ってるのが、普通の家庭料理なのでそういうものでしたら…」
伊都は、慎重に答える。


「じゃあ…肉じゃがは?」
ケンサクが、今にも食べたいというくらいすぐに言う。


「はい。大丈夫です。みんなの好みの味に出来ます」



「へぇー。手巻き寿司は?」
今度は葵が、尋ねる。


「もちろん。お好みの材料で…」


「やった!!」ケンサクが喜ぶ。
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