セシル ~恋する木星~


「そう思うと、山口さん、ほんと若いわ。バツイチらしいんだけど」

「そうだったの?」

「うん。娘さん連れて、奥さんが出て行っちゃったんだって」

「なんで?」

「さぁ、さすがにそこまでは訊いてないけど」

「永遠の三十八歳だなんて、プレイボーイなのかもね」

「そうかもね。でも、まぁいいんじゃない?」

「そうね」





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