天狗に愛されて


『あー…朝からアドレナリンが。』


頭が痛い。


〈んな事より時間良いのカ?〉


ハッ!今、何時!?


時計を見るとまだ6時。


〈なんてなァ〜♪〉


『こっっっんのッ!!クソ蛇神ぃ!!』


どっかの柱に括り付けたろか!?


〈オラオラ〜飯食って来んカ〜〜。〉


『ググッ…行ってきます!!』


バタンッ!


くっそー!
あんなんでも一応神だから下手に手を出して
祟りを貰ったら元も子もない!


ブツけられない怒りを必死に抑えながら
畳の匂いがする廊下を進んだ。


< 8 / 316 >

この作品をシェア

pagetop