ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【陽花side】

───『この世に絶対なんてありえない。 』


あらら?黙り込んじゃった。言い返せない?ざまぁとしか言いようがないゎ。


葵「もう……いいよ。」


見た事も無い葵の顔。


葵「今まで……ごめんね。」


涙を流しながらもぎこちない作り笑いで言い出ていった。


夏希「いいの?追い掛けなくて。」

『なぜ追いかけるの?』

夏希「ははっ。全く、この小悪魔ちゃんったら。」

『……。』

夏希「陽花?」

『早くアイツらを消しておけば良かったゎ。』

夏希「よ、陽花?」

『消さないと。』

夏希「あーぁ。完全にブラックスイッチ入ったね。」

『一体どうやって……。』

夏希「あー怖い怖い。」

『あれを使えば……。』

夏希「女って怖いねー。」

『うるさい!』

夏希「はい!」


フフフ……いい事考えちゃった。

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