ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【陽花side】


あれ……もう朝?ふと携帯の日付を見た。もうじゃなくて次の朝だよね!?

やばい。寝すぎた。

横には壁に寄っ掛かって寝てる龍がいた。ずっと……居てくれたの?

私なんかに?


龍「あ、起きたか。」

『起こしちゃった?』

龍「嫌、そんな事ない。リビング行け。葵が待
ってる。」

『あ、うん。行ってくるね。』


久しぶりに動かす体。痛いなぁ。取り敢えず1階に行かなきゃ。

ゆっくり階段を降りた。すぐ下を見ると葵の姿がある。


葵「あ!陽花!!!」

『あーおーい!』


ズルゥッ!


足を踏み外してしまった。


葵「危ない!!」

『へ?』


反射的に目を閉じた。あれ?痛く……ない?


龍「ったく。お前は。」

『あ、龍。』


龍が後ろから左手で私の腹を掴み、右手で手を掴んでいた。


『ありがと。』

龍「危なっかしー奴だ。」

健「ヒュー♪~(´ε` )」

拓人「イケメンだわ。龍くん♡」

輝「やりますね。」

『えっとー、何の話をしてるの?』

龍「お前は気にすんな。」

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