魔王の純愛

第二章



「……うっ…ん」



ゆっくりと瞼を持ち上げた乃春の瞳に移ったのは



森???



周りを見渡せば木、上を見上げれば夜空には美しい月が二つでていた。



私が居たのは船の中だったはず


それに月が二つもあるなんて聞いたことも見たこともない。



此処はいったい何処なんだろう



まさか、知らない間にあの船に乗せられて異国に来てしまったのか?


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