時を狂わせる者と 復元する者
『はぁ? あんたも考古学者でしょ?自分でやりなよ。』
ルミナ= アスクリスは不機嫌そうな声で 反論した。
「まぁ落ち着け。私は今 とある遺跡に居る。
ルミナ=アスクリス、 お前の力も必要なんだ。 」
『そこまで言われたらさ… 断れないじゃん?』

ほんの少し嬉しそうな声でルミナは
『協力する』と 付け足した。

「ありがとう、 ルミナ。」
私は そう言って 通話を切り、 ポケットに 携帯をしまった。

― しかし 私は まだこの時気付いていなかった ''大事件''が 起きる予兆に過ぎなかった事を―…。


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