思い出約束

思い出約束

「俊くん…?」


どうしたんだろ…?



リンゴアメを食べようとした瞬間---



「あぁースッキリしたー!!」


俊くんは万歳をして、寝っ転がった。


「…?」



「なぁ、春花…。」


「何?」



「小さいころさ、約束してくれたことあるだろ…?」


「うん。


…え…?




えぇぇー!??」




私は、花火にも負けないほどの大きな声を上げた。



え、ちょっと待って!?


私―俊くんにその事、喋ってないよ?



えっえ!?



< 95 / 119 >

この作品をシェア

pagetop