笑顔のチカラ~笑う門には福来る~
私たちが、一番聞きたくなかった音・・・
お兄ちゃんの体の力が少しずつ抜けていくのがわかった。
「お兄ちゃん・・・?ねぇ、お兄ちゃん!
待ってよ!
お兄ちゃんがいなくなったら私、1人になっちゃう!
ずっと一緒にいてくれるって・・・私のそばにいてくれるって約束したじゃん!
ねぇお兄ちゃん・・・お兄ちゃん!」
お兄ちゃんのクラスメイトも、必死に声をかけてくれた。
そのとき、少しだけ目を開けて、私の頭を優しく撫でて、言ってくれたんだ。