神世ノ國
一章 渋谷
廃ビルが立ち並ぶその都市を歩く。
そこには、かつてのような温もりや活気は無く、ただただ無慈悲にビルが立ち並んでいるのだ。
 
ここは東京都渋谷区であったはずの場所
 
風化した建物。
風化した死体。
 
あまりにも無惨な光景だ。
私、春日野 ユキも数年前まではここにあった中学に通っていたのだ
 
その時はあんなことがあるなんて思っても見なかった。
 
_____神々の黄昏。
 
通称 ラグナログ。
生命が生存を許さない北欧神話の戦い。
 
その現象が日本では起きた。
 
世界各国で邪険にされていた神話の現象が起きたとき。それはパニックに発展した。
地上の人類の殆どが滅びて、神界が空から姿を表し、精霊が人を滅ぼすようになった
 
少し馬鹿にしすぎていたのだ。
神という存在を。
それは刑罰でもあるのだと。
 
崩れ行く世界を前に思った。
 
扉を開けば知らない都市に辿り着く。
科学が壊滅し、魔法が普及した。
 
それはまるで一夜にして世界を作り替えたような。
そんな現象。
 
そして私は選ばれたのだ。
伝説の戦士 ヴァルキリーとして。
 
この世界を救う適正者として
 
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