【短】見えない君の愛コトバ
「ふ~っ!!ごちそうさまでした☆」

僕が、そう言うと雪菜ちゃんはクスリと笑った。

「はいはい~良かったわね…でも」

雪菜ちゃんは軽く手を僕の方に向けた!!だけどその手をまたすぐにもとの場所に戻した。

「どうしたの?」

雪菜ちゃんはさっきまでとは違って少し寂しそうに笑った…。

「…頬にソースついてるわよ」

「えっ?」

僕が右の頬を触るとソースがついていた。

「あっ、ありがとう!!」

「お礼は良いから…それより!!食べたなら次行きましょ?」

雪菜ちゃんは立ち上がって、僕に背を向けて歩き始めた。

「うん♪」

僕も立ち上がって、雪菜ちゃんの後を追いかけた!!
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