ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉


なんだか変な展開だけど私と幸谷を乗せたタクシーはそのまま幸谷と隣り合わせで道を進む。


「すみません…。ここの場所にお願いします。」


その間にもスマホで現在地から病院を探してくれたのかひとますタクシーの運転手に行き先をつげ幸谷はふぅ…と一息つくとそのまま窓越しの景色をながめた。


「あ、ありがとう…。」


なんか気まずい雰囲気に私は幸谷にお礼を呟くと…彼はギロリと先ほどとは違う鋭い瞳で私を睨んだもののスマホを操作しはじめた。



……なによ!!なんかいってくれても……。


足の痛みのせいかそれともさっきの思いもよらない不可解な行動のせいか卑猥な思いが募るなか彼のよく整った端正な横顔に目がとまる。






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