初恋フォルティッシモ
…はぁ!?
麻妃先輩は急にそんなトンデモナイことを言うと、俺の方をまた振り向く。
…そんなわけないのに、暗闇でも自信満々なのがわかる。
…俺がそんなこと思うか?なんて…
だけど、自分でもよくわかっていない感情に、これ以上言う言葉がなくて…
俺はその言葉に、仕方なく頷いた。
「…ハイ」
「!」
「俺に連符を教えて下さい、センパイ」
…………
その後は麻妃先輩に連れられて、俺は音楽室に戻り、結局連符を出来るようになるまでまでやらされた。
俺が音楽室に戻ると、何故か青田は表情を曇らせていて…
まぁ、練習を邪魔されたから、当然っちゃ当然か。
居残り練習なんか絶対にしないって、思っていたばかりだったのに…これはない。
だけど、居残り練習が終わった今となっては、さっきまであった不安は消えていて。
俺はその帰り道、青田の横に並んで歩きながら、言った。
「あー、つっかれたー」
「…」