闇姫


「「がらっっ」」

えっっ…律……

由羅「律…??」

律「お久しぶりです。由羅お嬢。」

深くお辞儀をされ相変わらず変わらないなと思い、

組員「失礼します。お連れしました。」

えっっ

凛「まま!!!ぱぱ!!!」

大雅大輝「おふくろ!!親父!!」

木龍「力也さん!!璃子さん!!」

ロープで縛られたままとパパがいた。

凛「パパとママを離して!!!!」

泣きながら凛は言った。

木龍と大輝大雅も殺気をだしながら威嚇してる

なのにこの家のものはまったく動じてない…

組長「いいか。よく聞け。
まず由羅。すまなかった。」

おじいちゃんが深くお辞儀をした。

周りの組員や律や桜華みんながビックリな顔をしてる。

組員なんて「組長…」慌ててる。

そうだもんね。世界No. 1の組長がうちに頭下げてるんだもん。

由羅「おじいちゃん、頭上げて?話の続きをして」

組長「わかった。」

といい座って…

組長「わしはおまえの本当の親、陸と小百合がなくなって由羅がまだ生まれて1歳半だった。
あいつらがなくなってから組は忙しくなってな。だからわしは由羅が20歳まで佐宗
財閥に毎月500万を渡して由羅をたのんだのじゃ。その代わり毎月渡す時に由羅のちょっと
したことを教えろといった。でもこいつらは元気で仲良くやってるっていつも言う。
いつも同じことしか言わない。それにわしはお前の本当の姿を知っていた。だから闇姫の正体を
わかっていた。だからスパイを佐宗家にいれた。そしたらこいつらの言ってること全てが逆だった。
だからわしが言っても由羅はテンパると思ったから蓮たちにたのんだのじゃ。」

大雅「俺ら…そんな話しらねーよ…なんで親父たちいってくれなかったんだよ!!」

璃子「……」

力也「……」

大輝「なんでだまってるんだよ!!凛もなんとかいってやれよ!!」

組長「この娘はなに言ったって無駄じゃ。この娘凛は自分だけ愛されたかったんだ。
君は由羅が佐宗家の娘じゃないってことしってたのじゃろ?たまたま聞いちゃって
自分の居場所がなくならないように親にもよく、木龍にもよくしてもらって由羅のことは
外そうと必死だったんじゃないのか?」

凛「……」

組長「だまるってことはそうじゃな。ここも親がばかだから信じちゃうんだよな。」

仁「凛…本当か…??」

爽「嘘…ついたのですか…?」

涼「裏切り者……」

悠太「嘘って…言ってよ…」

凛「本当よ!!私は常に愛されたかった。
由羅の本当の姿をみたら絶対私は外されると思ったからよ…!!」

凛は泣きながら言った。

よし。しょうがないか。

蓮「由羅…??」

由羅「力也さん璃子さん。私をここまで育て頂きありがとうございます。」

組長「由羅……」

ビックリしてるおじいちゃん…笑

だってこれが倉本組のやり方でしょ?

全て思い出した。

由羅「力也さん璃子さん私はあそこの家を出て行きます。」

璃子「…!!そしたら…お金が…!!」

力也「…璃子!!」

その時「ぱちちちーーーん」」

璃子さんと力也さんの口に血が…

ふと見たら…

由羅「大雅…?大輝…?」

大雅「由羅。今まで本当にごめん。」

大輝「本当にすまなかった。」

土下座をしてきた。私もみんなも驚いた。

大雅たちは頭を上げて力也さん達の方を向き、

大雅「俺たち出て行くから。」

大輝「お金もあるから。いままでありがとう。」

璃子「…親を殴る子は佐宗家にはいらないわ!!」

力也「そうだ。凛だけで充分だ。凛おいで。」

凛「うん。お兄ちゃん達なんてしらない。木龍も知らない。
姫下ろすなりなんなりすれば?私はママ達がいればそれでいい。」

やばいこれは大雅達が道を外れる。

私はおじいちゃんの目を見た。

おじいちゃんわわかったらしい。

組長「大雅。大輝。倉本家に来るか?
ここは最高じゃぞ〜??笑」

由羅「大雅、大輝。おじいちゃんはいい人だ。
あたたかいところだぞ?2人のおもってるところはここだよ。」

大雅と大輝は泣きながらありがとうございますと言った。

組長「由羅。お前も帰ってこないか?
次の組長はまだ空いてるぞ?
組員や律はいつでもまってるぞ。」

由羅「えっ……?」

なぜか蓮の顔を見てしまった。

組長「なんだ。由羅。蓮のことが好きなのか?」

由羅「えっ…?」

おじいちゃーーーん!言わないでよ…

蓮「由羅。俺もお前が好きだ。だからここにいろ。
俺らは離れてても気持ちもなんも変わらない。」

颯太「そうだよ!!今度倉庫おいで♪」

咲「いつでも一緒ですよ。」

洸「俺らは仲間だ。家族だ。」

黎人「大丈夫だ。」

由羅「ありがと…泣」

みんなとギューして泣いた。

でもやらなければいけないことがあった。

由羅「じゃぁおじいちゃん。いや組長。早速よろしいですか?」

組長「よかろう。」

私は力也さんと璃子さんと凛の前にいって…

由羅「改めて…初めまして。倉本由羅です。
倉本組の時期組長です。以後お見知り置きを。」

律「失礼します。改めて…由羅さんの右腕の律です。
以後お見知り置きを…」
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