スローシンクロ 〜恋するカメラ女子〜
「春木さーん?」
広い廊下を、特にあてもなく探して歩く。
玄関の方にも控え室にも、それからロビーにも春木さんの姿は無かった。
一條さんが撮影しているというFスタジオの前も通ってみた。
あまりうろつくと私が迷子になる可能性がある。
もう少し探して見つからなかったら、諦めてスタジオに戻ろう。
そう思った時だった。
「はるきさ……」
廊下の角を曲がった私の目に飛び込んできたのは
壁際で身を寄せ合う春木さんと西澤さんだった。
「っ、」
反射的に体を翻し、柱の陰に隠れる。
「……」
二人に気付かれないように。
足音を殺して、その場を後にした。
広い廊下を、特にあてもなく探して歩く。
玄関の方にも控え室にも、それからロビーにも春木さんの姿は無かった。
一條さんが撮影しているというFスタジオの前も通ってみた。
あまりうろつくと私が迷子になる可能性がある。
もう少し探して見つからなかったら、諦めてスタジオに戻ろう。
そう思った時だった。
「はるきさ……」
廊下の角を曲がった私の目に飛び込んできたのは
壁際で身を寄せ合う春木さんと西澤さんだった。
「っ、」
反射的に体を翻し、柱の陰に隠れる。
「……」
二人に気付かれないように。
足音を殺して、その場を後にした。