スローシンクロ 〜恋するカメラ女子〜
事務所へ戻る最中、駅構内の掲示板に春木さんの個展を宣伝するポスターが何枚も貼られているのを見つけた。
もう何度も目にしているポスターなのに
嬉しくなって立ち止まる。
つい先日完成したそれには、春木さんの顔も大きく映っている。
「『めくるめく、春木リョウの世界へ』……。」
オーナーが考えたポスターのキャッチコピーを、春木さんは過剰に嫌がっていた。
しかし開催者の意見には逆らえず結局そのまま載ってしまったのだ。
このポスターを眺めていると
笑いと同時に、やる気もこみ上げてくる。
「よし、」
気合いを入れ直してその場を立ち去った。
もう何度も目にしているポスターなのに
嬉しくなって立ち止まる。
つい先日完成したそれには、春木さんの顔も大きく映っている。
「『めくるめく、春木リョウの世界へ』……。」
オーナーが考えたポスターのキャッチコピーを、春木さんは過剰に嫌がっていた。
しかし開催者の意見には逆らえず結局そのまま載ってしまったのだ。
このポスターを眺めていると
笑いと同時に、やる気もこみ上げてくる。
「よし、」
気合いを入れ直してその場を立ち去った。