ずっと好きでいたい… 〜出会い〜 (1話)
友達?
『あ!』
優雅が、思いついたように言った。
さすがの私でも興味を持った。
『そういえば、おねーさんは、どうしてここに?』
『倒れたみたいなの。あんたは?』
『やっと質問してくれた!』
やっちゃった…
『僕はね、見ての通り足骨折!』
『どうして骨折したの?』
『落ちた。』
どういう意味だろう…
落ちた?
『どこから?』
『俺の話はいいじゃん!』
『えー!さっき(やっと質問してくれた)って、言ったじゃん!』
なんでだろう。
自然に会話がはずむ。
人と話すのがこんなに楽しいなんて初めて知った。
『おねーさんは、友達いないの?』
『............』
いきなり、悲しいことを言われて、落ち込む
『ごめん!やばかった?』
『別に! 友達?いないよ。』
『えー俺は?なんなの?』
『あんたは…話し相手!!』
『えぇぇーー』

友達ってなんだ?

『いつ退院?』
『1年』
『マジ!何あったの?倒れただけで? 他にもなんかあったの?』
『別に!1年といっても、ずっと病院にいるわけじゃなくて、外出は、OKっていわれたしっこれつけとけばいいよって』
時計がたで、心拍数などが見れるものだった。
『ふーん』
『何よ!』
『てか、俺とふつーにはなしてんじゃん!』
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