片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
私と拓真さんは地下に続く階段に降りると大きな白い扉が見えた。
拓真さんは躊躇なく、扉を開けて中に入るとボーイらしき若い男性が立っていた。
「いらしゃいませ」
拓真さんは私の手を掴んで前へと付き出す。
「えーと椿さんをお願いしたいんですが・・・」
「椿は只今、他のお客様の接客中でして、貴方はどちら様ですか?新規のお客様ですか?」
「俺は濱部拓真。濱部小陽の夫だ。そう言えば、分かる椿に取り次いでくれ」
「あ・・・この間の・・・」
ボーイは慌てて店内に引っ込んで、椿さんの取り次いだ。
「椿はこの店のNO1らしいな」
拓真さんは、壁に掛けられた売り上げ順に並ぶ写真を見てポツリと言った。
私も写真を見た。
――――この人が小陽さんに言い寄るホストの椿さんか・・・
「んっ?何処かで見たような・・・」
拓真さんは躊躇なく、扉を開けて中に入るとボーイらしき若い男性が立っていた。
「いらしゃいませ」
拓真さんは私の手を掴んで前へと付き出す。
「えーと椿さんをお願いしたいんですが・・・」
「椿は只今、他のお客様の接客中でして、貴方はどちら様ですか?新規のお客様ですか?」
「俺は濱部拓真。濱部小陽の夫だ。そう言えば、分かる椿に取り次いでくれ」
「あ・・・この間の・・・」
ボーイは慌てて店内に引っ込んで、椿さんの取り次いだ。
「椿はこの店のNO1らしいな」
拓真さんは、壁に掛けられた売り上げ順に並ぶ写真を見てポツリと言った。
私も写真を見た。
――――この人が小陽さんに言い寄るホストの椿さんか・・・
「んっ?何処かで見たような・・・」