片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
「今度の新商品の企画書です」

「デスクに置いといてくれ。後で目を通す」

私はデスクに企画書を置いた。

主任が執務室に女性社員を連れ込むのは茶飯事。

私は何度目を瞑ったか数えきれない。
「公私混同するのはいい加減止めたらどうですか?上に知れたら困るのは主任ですよ」

「お前が黙っていれば済むコトだ」

「仏の顔も三度までと言う言葉知ってます?」

「お前…課長に報告するつもりか?」

主任が私の右肩を掴んで詰め寄った。

「別に報告するつもりはないです」

「俺を脅すような言動はよせよ」

主任は肩から手を離し、デスクの角に浅く腰を下ろす。

「どれどれ・・・」

私の企画書を手にして目を通し始めた。

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