片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
私が先にシャワーを浴び、ベットの中で冬也を待つ。


慣れた冬也の香り。嫌いじゃない。


「寝てないか?」

「起きてるわよ」

冬也が白のバスローブ姿で現れた。

少し濡れた感じの髪が色っぽい。


「良かった」


冬也は安堵の笑みを浮かべて、布団の中に潜り込む。

そしてそのまま、私にカラダを寄せて上に乗り掛かって来た。


「俺はずっとお前を抱きたかった。初めてのお前に男の欲望は分からないだろうけど」


「少しは理解してるわよ」


男の欲情に満ちた冬也の顔が見れない。

私は顔を逸らして、この後に及び尻込みした。


「やっぱり怖いのか?」


「だって…いつもの冬也とは違う」


「お前だって俺の見て来た夏芽と違う。俺達は互いに偽り合って来た。
もう、偽り合いたくない。俺は夏芽の全部が見たいし、欲しいんだ」


「冬・・・也」


「愛してる。夏芽」


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