人の分だけ恋がある。みんなが恋してる
夏海とは、私の名前。
うふふっ
思わず笑みがこぼれる。
「ふふっ…は、春くんこれ。」
にやけが止まらないっ
「こ、これは……。
ちがっ違うんだって。」
春くんが慌てたように私を見る。
「えーっ、なにがー?」
「だからー……。」
「ほら~。」
うふふ。
これって
自惚れてもいいよね?
春くんもきっと
私のこと好きなんだよね?
だって、
ノートに書いちゃうぐらいだもん。