ちび太郎の冒険
 しかし、今では怪我もすっかり治って、元気いっぱいな、仔猫に成長していました。

 しばらくして、仔猫は誠に「ミャー」と鳴きながら、下に降ろして欲しい素振りを見せた!

 それに気付いた誠は、抱いていた仔猫を「ベンチの下」にゆっくり、降ろしました。

 そして、仔猫は誠の座っている「ベンチ」から、砂場の方に歩き始めたのです。

 しかも仔猫は、尻尾を振りながら移動しました。

 その様子を見ていた誠は、思っていた。

 「あそこの砂場に、何しに行くつもりだろう・・・?」と思っていました。

 そうこう、誠が思っている間に、砂場で仔猫は、前足を使いながら穴を掘り始めたのです!
 そんな中、仔猫は、穴を掘りながら、一言いっていました。

「あ〜駄目」

「漏れるよ〜」

「早く穴を掘って、出す物ださないと・・・!」
 そう言いながら、仔猫は、掘った穴に座ったのです。
 そして、仔猫は踏ん張っていました。

「ん〜!」

「はースッキリしたニャー!」

「さて、今度は、掘った穴を埋めるニャー!」と言いながら、仔猫はまた、前足を使い、掘った穴を埋め始めました。
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