いつも隣に君がいた

味方









それから、眠れない日が何日か続いた。









私はあの日から一歩も前に進んでいない。









それどころか、後退してるかもしれない.....









1つ上手くいかないと、不思議なことに他のことも全部上手くいかなくなっている









私はため息をついた。









日に日にため息を吐く回数が増えていっているような気がする










「......お弁当忘れた」









毎日お弁当の私がお弁当を忘れるなんて、普段ならありえないミス









「春依、大丈夫?」










「.....うん」










私は小さく頷く。









心配そうに私を見ている実夏を心配させまいと、自虐ネタにして笑う気力すらない。











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