いつも隣に君がいた
「......放課後?」
「おー、どうせ暇だろ?」
暇だけど.....
暇だけど、なんでそうだって前提で話してるの?
ちょっとムカつく
私が返事をしないでいると、カイは「戻らなきゃ」って私の返事を待たずに練習場に戻っていった。
私、何も言ってないんだけど.....
もし、私に用事があって、放課後に時間作れなかったらどうするつもりなんだろう?
「ほんと、自分勝手なやつ」
私は遠ざかるカイの背中を見つめながら、小さく呟いた。