いつも隣に君がいた







自分の席に戻って、カイが来るのを待つ。









テスト期間だからといって、教室に残って勉強する人はあまり多くないらしい。









図書室に行ったのか、それとも帰ったのか、分からないけどカイを待っているうちに私は教室に1人になった。









「遅い.....」









かれこれ1時間以上待っている。










もう外は暗くなっているし、帰ろうかな










そう思った時、ようやくこちらに向かってくる足音が廊下から聞こえてきた。









その足音は教室の入り口あたりで止まる。










「勉強.....してんの?」










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