いつも隣に君がいた







「戻る」











私は7組の教室を飛び出す。











遠くなる教室からカイの呼び止める声が聞こえたけど無視した。












カイの考えてることは私には分からない。











カイは全て順調だって口ぶりだけど、本当にこれが順調だとは思えない。











今なんて明らかにそのいい例だよね?











応援しようとしてくれるのは嬉しいけど、空回ってんのはカイの方だよ











私は教室への足を速めた。











近づいてくる教室にはまだ明かりがついている。











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