いつも隣に君がいた











「ごめん…ごめん、カイ。私が…」











「違う、ハルじゃない。

悪いのは俺だ。」











涙で視界が歪む。











「俺がサッカーボールなんて探しに行かなきゃよかったんだ」











「でも…」











「ハルの言うことちゃんと聞いとくべきだった」











カイの指先が私の頬を拭う。











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