いつも隣に君がいた

海里side












「ごめんな」











修司と走っていくハルを見送りながら、もう届かない言葉を声にする。











ハルは数回、こちらを振り返りながら、修司を追いかけて走っていった。











「これでよかったんだよな」











自分に問いかけるように、











また、自分に言い聞かせるように、呟く。











< 707 / 713 >

この作品をシェア

pagetop