あなたの背中に恋してる~奥手な男子の攻略法~


私は、彼の手から逃れようと、
体の向きをかえた。

「待て…動いたら、目立つところに跡付けるぞ」早坂さんは、私の体を力で押さえつける。

彼の手を押し止めていた手が緩んだ隙に、ブラを引き上げられ、早坂さんの目の前で胸があらわになる。

「友芽の好みは、わかってるよ。
ほら、こうして手のひらで転がして…指で刺激してやる。
もっと強く?ダメ逃げるな。そんなことしたら、強く吸うよ」

「いや…止めて…お願い」
ソファの上に寝かされ、身動きできないように、組み敷かれた。

「どうした、友芽?たった2週間じゃないか。前は、こうされるのが好きだろう?
ほら、体の力が抜けてきた…友芽、無駄な抵抗はやめろ…いいから前のように、俺の物になれ」

早坂さんに上に乗られて、体は一ミリも動かない。早坂さんは、私が声をあげるまで、唇と手で愛撫を続けてる。



「志賀くん…ごめん…また、こんなことになっちゃった…。
志賀くん…ごめんなさい」

今度こそ、だらしないって軽蔑される。
どうしてこんなことになるの…

早坂さんが、顔をあげた。

「泣いてるのか?」


「お願い…帰して。
彼のところに行きたい」


「泣くことないだろ…」


「ごめんなさい…やっぱり、私、他の人となんて無理…」


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