クラスゲーム
でもガラス張りの下に少し普通の壁がある。


はってでも進むしかない…。


ドアに耳を当てて廊下の音を確認する、


シーンとしていてまるで笹川君も誰もいないみたいな静寂に包まれていたのを確認して左右を見てから廊下に出た。


ガラス張りの所は腕が摩擦で擦れて痛いけどそんなこと言ってる場合じゃないと自分に喝を入れながらやっと美術室の前まで辿り着いた。


そのまま無事にトイレも終えて流してすぐに美術室に入った。


この音で気づかれたらトイレにくる可能性が高いから美術室に入る方がまだマシだと思ったのだ。



本当に馬鹿で何も考えてなかった私と賢斗だけどクラスゲームのおかげでお互いの気持ち、人を優先する考え、自分の身を守ること、色んなことを学んで気付かされて、



大人になったんだなと改めて感じた。
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