ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―
未だに言い合いをしている二人の横でさくちゃんが言った。
「俺、頑張るから。」
その後、さくちゃんはぼそっと何かを呟いた。
そして、さくちゃんの優しい手が私の手をゆっくり包み込んだ。
二人の声でかき消されちゃったけど…私には届いたよ。
『だから、待ってて。』
さくちゃんの声、ちゃんと聞こえたよ。
「うん、待ってる。」
私はそう言ってさくちゃんの手をぎゅっと握り返した。