君と僕のキセキ

手術

手術の日の前日。

俺は美夏に全てを話すことを決めた。



「雄太郎、話しって何?」

「美夏、実は………






俺、明日手術なんだ。成功率40%くらいの………」



「えっっ!?」


「だからさ、俺が死んだらごめんな……」



「バカッッ!!!!!!!!」

美夏が突然キレた

「何でもっと早く言ってくれなかったの!?ずっと…ずっと一人で抱えこんでて…苦しんでたんでしょ?辛かったんでしょ?だからあの日、泣いていたんでしょ…?」



美夏の瞳から涙が流れてきた


「ごめんね、ごめんね……知らなくて…。雄太郎、40%なんて…私たちが出会って…恋して…両想いになる確率に比べたらすごい大きな数だよ…」


俺は気がつくと涙が溢れていた



「雄太郎、愛してるよ…」


「俺もだよ、美夏…」
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