「これから」の道
「みらいは かみさま だった でも ちから 持ってなかった。えらいかみさま わたを『いらない』っていった かなしかった しんじてくれるひとも いなくなった。」
そこまで話終えると、みらいは瞳を潤ませた。
「その悲しみはよく分かる。そのあと そなたはどうしたんだ?」
私が問いかけると、みらいは数回まばたきをして続けた。
「みらい かなしくて ないた ないたらおなかがすいた だからちかくのひとたべた それだけなのに ひとは わたしを あくまだって こわがった おはらいをされた」
そこまで聞いて 私は少し寒気がした。この子と一緒にいると、とても危ない気がした。
< 9 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop