それでも君を愛せて良かった
「ファビエンヌ…
本当に君は素敵だよ。
僕なんかじゃ不満かもしれないけど、どうか他の人を好きにならないで…
僕、君に出来る事はなんだってするから。
好きなんだ…君のことがたまらなく好きなんだ。」

情け無いことを言ってるのは自分でもわかった。
でも、それでも僕はそう懇願せずにはいられなかった。


それほどまでにファビエンヌは魅力的だったから。



僕は母さんの他の服をそっと部屋に持ち返った。
父さんにみつからないように洗濯をして、綺麗にしてから彼女に着せてあげようと考えたからだ。



(彼女の下着も洗ってあげたいけど…でも…)

思い出すだけで、僕の顔は高い熱を帯びた。



(そうだ…身体も綺麗にしてあげたい。
でも、そんなことを言ったらきっと彼女は恥ずかしがる…)



彼女の下着姿が何度も繰り返し、僕の頭に思い浮かぶ。
僕はそれを払い退けるため、昨夜よりも多くの酒を飲んで眠りに就いた。
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