上司がキス魔で困ります

 だって誰も特撮映画とか一緒に観てくれないし。蘭ちゃん忙しいし。


「……そうか」


 なぜか課長はホッとしたようにまた背もたれに背中を押し付ける。


「ごちそうさまでした」


 ハンバーガーを食べ終えたあと、紙ナプキンで口を拭っていると、
「ここ、取れてない」
課長が紙ナプキンをとって、私の頬を拭いてくれた。

 そんなところ汚れる!?
 と思ったが、たぶん汚れているんだろう。恥ずかしい。


「な、なんだか拭いてもらってばっかりですね」
「ああ。実は俺が触りたいだけだ」
「ええっ!?」


 思わず立ち上がった。



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