とあるおじさんの話
おじさんの話
一つほら話をしよう。
くだらないくだらないほら話。
少し前に君と同じくらいの女の子がいたんだ、その子は将来医者になりたくて、毎日毎日夜遅くまで塾に通っててね、本当に真面目な子だった。
その女の子はいつも通り塾で勉強してたんだ。すると、塾に電話がかかってきた。彼女の母親が倒れたって。
彼女の母親は元々病弱だった。
彼女の家庭はいろいろと複雑でね…父親がリストラにあい、家で酒を飲んでは暴れてね、やっとの思いで母親は娘と一緒に父親から逃げたんだ。
彼女は父親から護ってくれて、学校にも塾にも通わせてくれてる母親に心から感謝をしていた。だから彼女は、将来医者になって母親の身体を治してあげたかったんだろうね…
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