私とキミ、一生に一度の忘れられない、初恋物語

「う、嘘！・・・ももはちゃんは？」
付き合ってるんでしょ？
どうして？

「付き合ってたよ、何度もせなを忘れようとして。けど、・・・・むりだった」

あきくん・・・・

「私も、だよ。私もあきくんが初恋だよ。ずっと好きだったよ。ももはちゃんと付き合い始めて、あきらめようって頑張ったけど、むりだったよ」
ぎゅっとあきくんの背中に腕を回す。

「せな、好きだ。俺のものになって」

「うん！」

２人の目からは、今までの、つらいことや苦しかったことがたくさんつまった涙があふれていた。
きっと、この涙はこれからは、嬉しいことや幸せなことで詰まった涙に変わる。