俺様同居人とヒミツの関係!?
 
「(まったく……)」


溜息をつきながら扉を開ける。

すると--


カタ、カタカタ、カタ……


「ん?」


目の前には、机に向かって必死にキーボードを打つ東条の姿。

濡れた髪なんか気にせず、画面から片時も目を話そうとしない。

というか、俺が入ってきたことに気づいてないな……こいつ、どんなけ集中してんだよ。
 
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