俺様同居人とヒミツの関係!?
 
「は?」

「だからっ」


東条が、苦しそうに身を起こす。俺は背中をソッと支えた。

その時、東条が怒ったように俺を睨む。

何かと思えば――


「だから、風邪薬……!

この状況見れば、分かるでしょ……っ」

「……」


この一言で全てを理解した俺は、まず自分の部屋に防犯グッズを捨て、キッチンへ薬を取りに向かった。
 
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