俺様同居人とヒミツの関係!?
「さて――」
青山は立ち上がって、東条の机にあるプリントを手に取った。
「それ、朝言ってた東条の反省文だろ?」
「うん。書けてるけど帰っちゃったから、俺が代わりに出しておくよ。せめてもの罪滅ぼしに」
「別に、告白するのは罪じゃない」
「けど泣かせたんだ」
「お前は優しすぎるんだ」
言うと、青山は「そうでもないんだよ」と言って、教室を去っていく。
「はぁ」
明日からのこの席が憂鬱になり、思わずため息が出た。