俺様同居人とヒミツの関係!?
「あーあ、そうですよ、少し刺さったんですよ~思う存分笑えばいいじゃない。

ふん、どうせ私はフォークで指をさす女ですよ~だ」

「なにそんなに卑屈になってんだよ、ほら、貸してみろ」


そう言って、泡だらけの私の指を躊躇なく触る師匠。


「汚れるよ?」

「血が出てるか見るだけだ」

「ふうん」


変な人。

自分で洗えと言っておいて、それを後悔したような顔をしている。

たかがフォーク一本ごときで。
 
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