俺様同居人とヒミツの関係!?
 
ハンバーグは案外簡単なので、数十分も経てば成形にとりかかれる。

ハンバーグのタネを両手でパンパンと叩きながら、形を整えていく。この時ばかりは東条も「素手でやりたい」といってゴム手袋をつけなかった。


「……」

「(集中してんな)」


今まで「ぎゃあ」とか「わあ」しか言わなかった東条にやっと余裕が生まれたのか、「ねえ」といつもより低いトーンで話し始めた。


「私、最低の人間だったよ」

「……」


切り口からして、斬新。

こいつは一体、何を考えながら家に帰ったんだ。
 
< 399 / 560 >

この作品をシェア

pagetop