俺様同居人とヒミツの関係!?
「そういうのを含めて、お前は弱い」
「私、そんなに弱い……?」
「よえーよ、自覚しろ」
「そ、そうなのかな……」
徹底的にダメ出しをされたのに、なぜか私の顔は笑っていた。
それは、誰かに自分の全てを知ってもらえたのが、嬉しかったから──
「(そう……本当は、そうなのよ)」
才賀の言う通りだった。
私は物とお金にしか囲まれていなかった。
それはとても、虚しくて寂しかった。
だからそれを誤魔化そうと、虚勢を張って自分を誇示していた……。
だけど、本当は、憧れてた。
「本当はずっと、温かくて美味しくて楽しい食事を、皆でしたかったの……っ」