俺様同居人とヒミツの関係!?
 
「(やつあたり、しちゃった……)」


師匠は無言になった後、一瞬怒ったような素振りを見せたものの、


「勝手にしろ」


それだけ言って自分の部屋に戻ってしまった。


「あ、ちょっと、師匠!」


師匠の部屋と言うのは、今まで東条家で使われていなかった部屋で、犬部屋にしようかと暗中模索していた、あの空き部屋だ。

犬部屋と考えていたからと言って、私と同じ大きさの部屋だけどね。

師匠が暮す分には、何の問題もなく生活できる。
 
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