俺様同居人とヒミツの関係!?
なのに、なんでうちにいるのは……
「登校ギリギリまでみっちり教えてやるからな! 俺を下僕扱いしたこと、覚悟しとけ!」
こんな般若の顔をした鬼なのー!?
「下僕呼ばわりしたこと、ばっちり根に持ってんじゃないですか~! いて!」
「はははー!」
意地悪そうに、そして嬉しそうに、師匠は私の横で皿洗いが終わるまで笑う。
「うえ~」
泣きながら朝を迎えることは初めてだったけど、だけど――
いつも一人食パンをかじっていた朝とは違い、初めて賑やかな朝を迎えた。それは私にとってとても新鮮で、寂しくない一日の始まりだった。