*ハツコイの味*-空色のキミに-
不思議と前を向けていた。
伝えたい、ただそれだけ。



その思いだけが私を動かしていた。





空き教室の前に立ち止まる。
そして、扉に手をかける。




「……伝えるんだ、ちゃんと。」




もう一度、また、もう一度と自分への勇気付けに呟いた。



< 114 / 226 >

この作品をシェア

pagetop