*ハツコイの味*-空色のキミに-
_____****
「お、おはよー、杏里ちゃん。」


「うん!おはよっ~!」

 
次の日から皐月くんは学校に来るようになった。私を守ってくれるのもあるみたいだけど…。



「あれっ?!皐月が学校に連続で来るとかめっちゃ珍しくない?!」


「なんかあったの?!」


あちゃぁ~…。
皐月くん、やっぱ人気者だからクラスの皆から質問攻め…。



それを遠目に真利ちゃんと私は見ていた。
真利ちゃんは溜め息をつきながら言った。



「はぁ~…アイツ、あの調子で守れんのかな??」 


「あはは…まぁ真利ちゃんも皐月くんもいるだけで少しは安心できるよぉ!!!」


これは本当のこと。
誰か身近に頼れる存在があると物凄く安心する。



ほんと、真利ちゃんと皐月くんには感謝してるよ…。


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