ひとりぼっちの桃太郎

キジに刃を向けてまた、僕はあの質問を投げかける。

「なぁキジ。僕と一緒に旅に出たことを後悔しているかい?」

「いいえ。全くしておりません」

やっぱり即答だった。

また、僕は仲間の首をはねた。
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