ゴミ少女【短編ホラー】
そ…そんな…



殺すつもりなどなかった!



ただ俺は、いつものように、

女の子とヤリたかっただけなんだ…



その後は、名刺の架空の事務所に連絡するよう告げ、

街に返して、それで終わりのハズだった…



警察沙汰には、今まで1度もならなかったじゃないか…



どうすればいい!?



これから…



どうすれば…



この死体をどうすれば…



俺は、車の中を、使えるものがないか、

すべて探し回った。


見つけたのは、

以前、車内の掃除に使った残りの、

半透明のゴミ袋の束と、古いタオルが二枚…
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